目次
はじめに
「雑記ブログのメリットやデメリットは何があるんだろう?」
「特化ブログとの違いを知りたい」
本ページは筆者の経験をもとに、これからブログを始めようと考えている方に向けて、雑記ブログのメリット・デメリットや特化ブログとの違いを紹介します。
先述のとおり、ブログは大きく分けて「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2種類です。
それぞれの特徴を理解したうえで、どちらのブログを作るのか(はたまた両方なのか)を検討してみてくださいね。
雑記ブログとは
雑記ブログは、特定のジャンルやテーマにこだわらず、自分自身が興味を持ったことや、思ったことなどを書き記したものです。
例えば、趣味の話題や旅行記、日常生活の中での出来事や思い、またはビジネスやキャリアに関することなど、様々なテーマでまとめられています。
一方で特化ブログは、特定のジャンルやテーマにこだわって作成されるものです。
例えば、
- 料理ブログ
- ゲームブログ
- 旅行ブログ
- 節約ブログ
- 芸能ブログ
など、一つのテーマに絞って情報が発信されます。
雑記ブログのメリット4選
ここからは雑記ブログのメリットを4つ紹介していきます。
自由度が高い
雑記ブログは特定のジャンルやテーマにこだわらないため、自由度が高いというのが特徴です。
自由度が高いということは自身の好きなテーマを好きなだけ取り上げられるということ。
日々様々な内容を取り上げたいという方にとっては、ネタが尽きないのではないでしょうか。
PVを稼ぎやすい傾向がある
取り上げるテーマによって変わってきますが、特化ブログと比較すると、雑記ブログはPVが比較的稼ぎやすい傾向にあります。
テーマにとらわれないことで、話題になっているネタを取り上げやすいためです。
いわゆるまとめブログと呼ばれる類のものの中で、ジャンルやテーマに依らず、今話題になっているトピックを取り上げたブログは「トレンドブログ」と呼ばれます。
幅広い読者に記事を読んでもらえる
特定のジャンルやテーマしか取り上げない特化ブログと比較して、様々な内容を発信できる雑記ブログは、幅広い読者に記事を読んでもらえる可能性が高いです。
一般的に多くの読者へ発信できた方が、記事をSNSで拡散してもらえる可能性も高まります。
また、記事に対するリアクションやコメント(=UGC、User Generated Content:ユーザー生成コンテンツの略)をもらいやすくなるため、SEOの観点でも効果が期待できるでしょう。
UGCは、ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツの総称です。SNS、ブログ、動画投稿サイト、写真共有サイト、イラスト投稿サイト、電子掲示板(BBS)、プロフィールサイト、Wiki、ソーシャルブックマークなどの各種ソーシャルメディアに書き込まれたり投稿されたコンテンツや、それらに対する感想、レビューなどのコメントも含まれます。
SMMLabより
様々な広告を取り扱える
アフィリエイトの場合、雑記ブログはジャンルやテーマに縛られない情報を発信できることで、それらの内容に沿った様々な広告を取り扱えるのもメリットです。
特化ブログの場合、一般的にその内容と関連した広告しか取り扱えませんが、雑記ブログは様々なジャンルの広告を扱えます。
運営するブログで成果の出ている広告とそうでない広告を判別できるので、自身のブログにあったジャンルの広告を見つけやすいのもポイント。
雑記ブログのデメリット4選
一方で雑記ブログにはデメリットもあります。
ファンを獲得しづらい
雑記ブログはジャンルやテーマにとらわれず、幅広いジャンルについて記事を書くため、読者層が広くなりやすく、一定のファン層を獲得しづらい場合も。
記事のジャンルがバラバラであるため、ターゲットが明確にしづらく、読者の興味や関心が分散してしまうケースも見られます。
ブログを長期的に運営していく場合、ブログを支える根強いファンの獲得は必要ですが、特化ブログと比較すると、ファンを獲得するのは難しいかもしれません。
ブログに統一感が出ない
ブログの内容や記事の品質がバラバラになりやすく、ブログに統一感が出づらいのも特徴です。
例えば、自身が旅行に興味を持っている場合、旅行に関する記事は充実した内容を執筆できるのではないでしょうか。
一方で旅行よりも興味が薄いテーマを取り上げる場合、旅行の記事と比較して、記事の品質が落ちやすい傾向にあります。
雑記ブログでは、幅広いジャンルについて記事を書くため、ブログの方針や記事の品質がにまとまりが出にくいです。
検索エンジンからアクセスを獲得しづらい
検索エンジンからの評価が得づらいため、検索エンジンからアクセスを獲得しづらい傾向があります。
検索エンジンとはGoogleやYahoo!、Bingなど、インターネット上の情報を収集する検索システムのことです。
なぜ検索エンジンからの評価が得づらいのか?
それは、雑記ブログという様々なテーマを取り上げるがゆえに、ブログの方針が曖昧になりやすく、読者の共感を得にくいから。
特化ブログの場合、そのジャンルに興味のあるユーザーから興味を持ってもらいやすく、シェアされたり、被リンクを集めやすかったりします。
被リンクとは、外部のページやサイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうことです。
(中略)
【メリット1】上位表示を獲得しやすくなる
【メリット2】ドメインパワーが上がりやすくなる
【メリット3】クローラーが来やすくなる
ナイルより
シェアされたり、被リンクを多く集められたりすると、検索エンジンからの評価が高まり、検索したときに上位に表示されやすくなるのです。
もちろん、上位に表示されればユーザーからブログに入ってきてもらいやすくなりますので、アクセスは増えることになります。
収益アップが難しい
雑記ブログでも収益を上げていくことは可能ですが、特化ブログと比較すると、その難易度は高い傾向にあります。
特化ブログの場合、そのジャンルやテーマに関心のあるユーザーがブログを訪問し、ブログ内の様々な記事を見て、広告を押したり、商品を購入したりという導線設計しやすいのがポイント。
一方で雑記ブログはその記事しかないため、その記事一本で収益を上げていかなければいけません。
特化ブログとの比較
ここまで雑記ブログの特徴を紹介してきました。
これまでの簡単な振り返りとして、雑記ブログと特化ブログを様々な観点で比較し、どちらが良いかを説明できればと思います。
なお、あくまで一般的な傾向ですので、すべてのブログが回答のとおりになるとは限りません。
自由度の高さ
雑記ブログのほうが高いです。
記事のジャンルやテーマにこだわる必要がなく、ある程度自身の好きなネタを取り上げることができるため。
自由度の高さは雑記ブログにおける一番の魅力かもしれません。
アクセスの稼ぎやすさ
雑記ブログのほうが稼ぎやすいです。
理由は様々なジャンルやテーマの記事を取り上げられるから。
アクセスを稼ぐうえでは取り上げられるネタが多いに越したことはありません。
記事の作成しやすさ
雑記ブログのほうが作成しやすいです。
記事のネタが豊富にあり、自身が好きな内容を発信できるという理由になります。
ブログはネタ探しに苦労する場合も多いのではないでしょうか。
ネタ探しに時間がかかり、ブログ作成にも時間がかかってしまう…。
そんな悩みも、雑記ブログであれば様々なネタをもとに記事を作成できるため、比較的時間をかけずにブログを作成できるでしょう。
ファンの獲得しやすさ
特化ブログのほうが獲得しやすいです。
特定のジャンルやテーマに特化していた方が読者が繰り返し訪問してくれやすく、ファンになってくれる可能性が高いという理由になります。
ブログを成長させるためにはリピーターとなるファンの獲得は必須です。
SEOの有利さ
特化ブログのほうが有利と言えます。
ブログのジャンルやテーマに興味を持つユーザーにシェアされやすかったり、被リンクを集めやすかったりすることで、検索エンジンからの評価を比較的高めやすいからです。
ブログの集客はなんといってもSEO抜きでは語れません。
検索結果の上位に表示させるためには、そのテーマの記事を多く作成し、多くのユーザーから共感を得る必要がありますが、その点に関しては特化ブログは多少優位と言えます。
収益の稼ぎやすさ
特化ブログのほうが稼ぎやすいです。
ブログのジャンルやテーマに興味を持つユーザーを誘導しやすく、アフィリエイトといった広告収益を上げやすいという理由があるため。
ブログにおいては、Google AdSenseというクリック報酬型の広告もそうですが、なによりもアフィリエイトでの報酬がブログの収益総額を大きく左右します。
アフィリエイトで成功するための導線設計がしやすいため、雑記ブログよりも大きく収益を上げやすいです。
さいごに
以上が雑記ブログのメリット・デメリットでした。
雑記ブログは様々な内容を発信できる点が魅力で、ハマれば非常に多くのユーザーに記事を見てもらえるチャンスがあります。
一方で、コアなファンは作りづらかったり、収益アップが難しかったりする一面もありますので、メリット・デメリットを理解したうえで、雑記ブログを発信されてみてはいかがでしょうか。