【事例あり】ブログ初心者がまず狙うべきキーワードを解説

はじめに

どうしたらブログへのアクセスを増やせるのか

Googleの検索から流入を増やしたい

ブログ初心者の多くが突き当たる壁として、Googleに代表される検索エンジンからの流入が増えないことが挙げられます。

アクセスが増えなければブログを続けるモチベーションの維持が難しくなり、ブログを途中で辞める方も多いのが実情です。

総務省が行った「ブログの実態に関する調査研究」によれば、ブログを1年継続できる人の割合は30%、2年は10%、3年は3%と非常に少なくなっています。

この調査から分かる通り、ブログを継続することは簡単ではありません。

しかし、アクセスを増やすコツは確かに存在します。

本ページではブログを始めたばかりの方に向けて、実例をお見せしながら下記ポイントを解説していきましょう。

  • どのようなキーワードに注目すべきか
  • キーワードの探し方
  • ブログを作成するときに注意するポイント

    狙うべきはスモールキーワード

    狙うべきはスモールキーワード

    スモールキーワードとは

    スモールキーワードとは検索される回数が少ないキーワードのことを指します。

    明確な定義はありませんが、月間の検索回数が1,000回を下回るキーワードを指す場合が多いようです。

    一方で、検索される回数が多いキーワードをビッグキーワードミドルキーワードといい、これらは月間の検索回数が10,000回以上、多いものでは1,000,000回以上に上るものまであります。

    スモールキーワードの具体例

    複数のキーワードが組み合わさった検索ワードだと考えるとよいでしょう。

    例えば、「副業」というキーワードは月間の検索回数が100,000~1,000,000回と非常に多いため、ビッグキーワードに該当します。

    しかし、「副業 パソコン」であれば「副業」よりも検索回数が落ちるミドルキーワードです。

    さらに「副業 パソコン 在宅」の検索回数はミドルキーワードよりもさらに検索回数が落ちるスモールキーワードになります。

    このように複数のキーワードが組み合わさったものは求めている情報がより鮮明になる分、検索回数が落ちるため、スモールキーワードに該当すると考えるのがよいでしょう。

    なぜスモールキーワードを狙うべきなのか

    スモールキーワードの具体例

    比較的早く検索エンジンからのアクセス流入が見込めること、ニーズの高いユーザーにリーチできる可能性が高まるという2点が挙げられます。

    それぞれ説明すると…

    理由①

    比較的早く検索エンジンからのアクセス流入が見込める

    ビッグキーワードはたくさん検索され、非常に多くのアクセス流入が期待できる一方で、ライバルも多いことから、検索結果の上位に記事を表示させるのが困難です。

    ビッグキーワードからのアクセス流入に注力しているIT企業や影響力の大きいブロガーが参入しているという理由が挙げられます。

    一般的に、検索エンジンの上位に表示できれば、多くのアクセスが期待できますが、上位はこれらのライバルが独占するケースがほとんどです。

    検索結果の下部や2ページ目以降はほとんど見られないのが実情なので、ブログを始めた方には勝ち目がないレッドオーシャンといえるでしょう。

    しかし、検索回数の少ないスモールキーワードはアクセス流入が少なくライバルが少ないため、ブログ初心者でも比較的早く検索結果の上位表示を獲得できる可能性があります。

    理由②

    ニーズの高いユーザーに入ってきてもらえる可能性が高まる

    スモールキーワードを検索する=詳細な情報を調べていると考えられるため、ニーズの高いユーザーに入ってきてもらえる可能性が高いでしょう。

    例えば「副業」と検索する場合、どのような副業なのか、どのような手段で行うのか、どこで行うのかなどの情報が曖昧です。

    しかし、「副業 パソコン」であれば、パソコンでできる副業を探していることがわかりますし、「副業 パソコン 在宅」であれば、在宅でパソコンの副業を探しているユーザーであることがわかります。

    このように、スモールキーワードを検索するのはより詳細な情報を探したいという表れです。

    アフィリエイトを行う場合、スモールキーワードをベースにした記事を作成すると、ニーズの高いユーザーに入ってきてもらえるので、成果が上がりやすい傾向があります。

    スモールキーワードの探し方

    スモールキーワードの探し方

    では、どのようにしてスモールキーワードを見つければよいのでしょうか。

    今回はスモールキーワードを探すうえで便利なツールを3つ紹介します。

    キーワードプランナー

    キーワードプランナーはGoogleが提供しているツールです。

    Googleリスティング広告(「指定のキーワードを検索した結果画面で上位に表示される広告」のこと)を出稿する際の参考によく使用され、月間の検索回数や入札単価がどれだけか、というのを確認できます。

    広告配信を利用する方に向けたツールとなっていますが、先述のとおり、月間の検索回数を把握できるため、スモールキーワードを調べるうえではとても有益なツールです。

    キーワードプランナー

    今回は

    1. 「副業」
    2. 「副業 パソコン」
    3. 「副業 パソコン 在宅」

    の3つで検索をかけてみました。

    赤枠で囲ったところが各キーワードにおける月間の検索回数で、その数値は一目でわかります。

    また、指定キーワードに近しいキーワード候補も青枠のとおりに表示されるので、意図していないスモールキーワードを見つけられる場合も。

    ブログを始めたばかりの方は、キーワードプランナーの月間平均検索ボリュームが100~1,000に該当するスモールキーワードを狙っていくとよいでしょう。

    Ubersuggest

    Ubersuggestは指定キーワードの月間検索数やリスティング広告のクリック単価、リスティング広告およびオーガニック検索(=SEO)の難易度を調べられるツールです。

    月間の検索数や広告のクリック単価はキーワードプランナーでも把握することができますが、UbersuggestはSEOの難易度が数値化されており、一目で取り上げるべきキーワードであるかが分かります。

    Ubersuggest

    今回は「副業 パソコン」のキーワードをリサーチしてみました。

    赤枠で囲った箇所が月間の検索回数で、上記キーワードは1,300回です。

    右側にSDと書いてありますが、これはSEO Difficuluty(SEO難易度)の略で、記事を上位に表示させる難しさを示しています。

    「副業 パソコン」は50となっており、この数値が高いほど難しいということ。

    一方で緑枠で囲った「副業 パソコン おすすめ」は検索ボリュームが落ちるものの、SEO難易度は「副業 パソコン」よりも低いため、ブログ初心者は積極的に狙っていきたいキーワードです。

    なお、Ubersuggestは1日3回の利用まで無料ですが、それを超える回数利用したい場合は、最低でも月額2,999円の有料プランに加入する必要があります。(プランと価格比較はこちら

    ラッコキーワード

    ラッコキーワードは指定キーワードの関連語句を簡単に探せるツールです。

    Googleトレンドといったツールだけではなく、Yahoo!知恵袋といったQ&Aサイトの情報も収集されるため、世の中のニーズを簡単に把握できます。

    ラッコキーワード

    「副業 パソコン」で検索をかけた結果、関連するキーワードを提案してくれました。

    赤枠に表示されているキーワードはほんの一部ですが、非常に多くの関連キーワードが表示されるので、キーワードのネタ探しに最適です。

    ラッコキーワードで見つけたキーワードをキーワードプランナーやUbersuggestで精査するのもありでしょう。

    ブログを作成するときの注意点

    ブログを作成するときの注意点

    ここまでキーワードの選び方を説明してきましたが、ブログを作成するときの注意点を3つ紹介します。

    キーワードを詰め込まない

    キーワードを詰め込みすぎると、文章に違和感が出たり、長くなってしまったりするため、記事が読みづらくなってしまうので注意しましょう。

    Googleが掲げる10の事実によれば、下記のような記載があります。

    1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

    Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。

    Googleが重要視しているのは「ユーザーにとっての利便性」です。

    あなたが書いた記事が読みづらければ、それはユーザーにとって“不便”。

    ユーザーにとって、読みやすい記事を作成することを心掛ければ、検索エンジンからの流入もおのずと増えてくるでしょう。

    トレンドキーワードは避ける

    トレンドキーワードは一時的なアクセス流入は見込めますが、その分旬が過ぎるのは早いという特徴があります。

    例えば、あるテレビ番組で取り上げられた食品。

    テレビ放送中から一定期間はその食品を調べる人が検索することで、たくさんの流入が期待できます。

    しかし、数日経過すると、検索される回数が減少するため、長期的なアクセス流入は見込みづらいです。

    時期に左右されないキーワードを狙って記事を作成することで、長期にわたって安定したアクセスを獲得できるようになるでしょう。

    キーワードのライバルサイトを調べる

    取り上げたいキーワードを検索にかけ、その検索結果に表示されたライバルサイトの記事を調べるのもおススメです。

    例えば、Googleで「副業」と調べてみると、下記のようなサイトが表示されます。

    「副業」の検索結果

    検索結果の上位に表示されるのは、様々な充実したコンテンツを配信している企業ばかり。

    もちろん「副業」はビッグキーワードであるため、強力なライバルがひしめき合っているのが検索結果から読み取れます。

    ブログを始めたばかりの方にとって、いきなりこの戦場に飛び込むのは無謀なので、キーワードを検索したときに、

    • 個人ブログが発信した記事が多い
    • そもそも記事数が少ない

    といったキーワードを狙っていくことが大切です。

    さいごに

    さいごに

    ここまで、ブログ初心者が狙うべきキーワードとその探し方、注意点についてお伝えしてきました。

    誰しもいきなり多くのアクセスを稼ぐことは難しいですが、抑えるべきポイントを理解していれば、徐々に多くの方が訪れるブログを作り上げることができます。

    ライバルが少ないスモールキーワードをもとにした記事を作っていくことで、安定したアクセスを得られるようになりますので、とにかく継続することを心がけてみるとよいでしょう。

    忙しくてもブログを効率的に作成したい方はこちらも見てみてくださいね。

    コメントを残す

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    Twitterでフォローしよう